「フールフォアラブ」@シアタードラマシティ 2007.2.28

作:サム・シェパード
演出:行定 勲
出演:香川照之 寺島しのぶ 甲本雅裕 大谷亮介

舞台はニューメキシコモハベ砂漠にポツリと建つ、さびれたモーテル。
部屋の中には、この部屋の住人のメイ(寺島しのぶ)、
彼女にはるばる会いに来たエディ(香川照之)、そして老人(大谷亮介)。
かつて深く愛し合っていたエディとメイ。しかし、それは過去のもの。
再びメイを求めようとするエディ。しかしそれを激しく拒むメイ。
二人がもみ合っているところへ、メイが誰かに襲われていると勘違いした
ボーイフレンドのマーティン(甲本雅裕)が飛び込んできて、エディを羽交い絞めにする。
メイが襲われていたわけではないと分かったマーティンはエディを放し、一緒に酒を飲み始めるが、
エディはマーティンに、「本当は俺たちは母親違いの兄妹だ」という話を始める。
自分たちは恋に落ちたあとに、その事実を知ったが、二人とも求め合ってしまうのだと・・・。
エディは二人の生い立ちと自分たちの母親たち、そして父親について語り始める・・・。

二人のやりとりを始終傍観者のごとく聞いている一人の老人。この老人の存在は・・・。

始めの方はメイとエディの言い合いが永遠に続くのかと思い、ちょっと辛かったです。このままだと確実に眠りに陥ってしまう・・・そんな感じでした。
途中から話しが展開していくと徐々によくなってきました。マーティンがとりあえずホッとする存在。彼がいなかったらと思うと恐ろしい。
上演時間も約1時間半だったのでそれもよかった。その割にチケット代7500円は高すぎるような気もしますが。
みなさん演技はもちろん素晴らしかったです。