「乱歩地獄」

江戸川乱歩の4つの作品がオムニバスになってます。
「火星の運河」ほとんど無音。想像外の映像だったので、この先の作品が少し不安になりました。
「鏡地獄」ストーリー的に一番観やすかったかもしれませんが、原作からはかなり遠かったのではないでしょうか。
「芋虫」大森南朋が須永中尉の役だったのですね・・・。岡元夕紀子さんという女優さんは知らなかったのですが、きれかったです。
「蟲」わたし的には一番おもしろかったです。「なんだっけなぁ〜」の台詞はツボでしたね。

映画館の前の方で観てしまったので、初っ端から映像に酔ってしまいました。乗り物酔いみたいな感じです。乗り物酔いする人は絶対前で観ないほうがいいかもしれません。おもしろかたのかどうかも何とも言えないです。

江戸川乱歩作品の映画でおもしろかったのは、ラストに人間が花火で打ち上げられて「おかあさーん」と叫んで終わるのですかねえ。夜中から明け方まで4本くらいの映画が上映されてて、その中の一本だったのですが、結構人が入って、人間花火のラストは周り爆笑、何なら拍手まで起こりそうな勢いでした。タイトル忘れたので、調べてみたら、「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」という映画みたいです。
もう一度観る機会があれば、観たいです。